2011.02.24

3DSが売れるかどうか考えてみる

3DSの売れ行きが見通しにくい理由がまとめられていた。

任天堂、入念なリスク対策で臨む「3DS」発売日

(1)希望小売価格が2万5000円と同社のゲーム機としては高額
(2)過去のデータでは目玉機能の3D(立体視)映像にどれだけニーズがあるか予測しにくい
(3)3D映像はテレビCMなどで表現できずメディアで訴求しにくい
(4)「すれちがい通信」といったソーシャル機能を強化しているが、浸透には時間がかかる

上記に加えて体調への影響懸念があるという指摘だが、別の軸から理由を加えてみる。

それは、「従来機種で別に困らないかも」、という点だ。

GBAからDSの移行では、二画面、タッチパネルなど明らかな非連続な進化があった。しかし3DSは少々乱暴に言ってしまえば、3DボリュームをゼロにすればDSになる。

DS + DS Lite + DSi 合計で国内3200万台以上、全世界で1億台強出荷してしまった以上、マリオ、ポケモン、動物の森、脳トレ、ドラクエあたりのプラチナタイトルの次回作を3DS専用にすることはおそらく不可能だと推測する。

そうなると3DSローンチ後、年末に向けた大物タイトル情報が揃うにつれて、従来のDSファミリーでも遊べる(しのげる)という状況が徐々にみえてくるのではないか。

普通の経営者なら派生タイトルでお茶を濁すなど、中途半端な折衷案を繰り出して却って首を締めることになりそうだ。しかし、ここ数年奇跡を起こしてきた任天堂経営陣のことだから、もしかしたら前述のタイトルのうちどれかは3DS専用にするという英断を下し、ブーストをかけてくる可能性もある。プラチナタイトルの目先の売上を落としてでも3DSローンチ&従来DSから強制移行を図る気構えがあるかどうか、ここに3DSの命運が掛かってくるのではないか。

新機種ローンチ時に、専用タイトルとして常連だったマリオがない、名称がDSの地続きっぽい、というところから、なんとなく互換路線に流れる気がしているのだが、そこは今後を見守りたい。

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2010.06.17

Androidの音声認識にちょっと驚いた件について

これまでいろいろとAndroidについて言ってきたが、
Froyo(Android2.2)の進化はなかなか地味に良かった。

Froyoというと、フルFlash対応をして本体が爆熱を発しながら、かろうじて
ニコニコ動画がみれたりというところが注目されがちなのだが、
個人的にまずヒットしたのは着実なWebkitのアップデートだった。
#Snapdragonの次世代に行かないとFlashはダメですね...

たとえば、input type属性searchの対応。2.1まではsearch属性のinputを
含んだページ自体を表示してくれなかったのだが
(訂正:localstorageに
対応していないことが原因でした)、2.2ではあっさりと表示、
しかもちゃんとソフトウェアキーボードの決定が検索ボタンに変わっている。

CSS transitionの対応種類も着実に増えていて、Slideのみでなく、SlideUpや
Cube系の動作もアニメーションはしてくれないものの、一応ページ遷移は
してくれるようになった。ちなみ2.1ではSlideUp表示後は無反応になり、
Cubeは使ったとたんブラウザごと落ちていた。

そしてV8エンジン搭載による速度向上。このレスポンスはiPhone3GSは
超えているかも。スクロールの滑らかさなどはiPhoneに軍配が上がるのだが、
きびきび感がぐっと増した。

あとこれは2.1から載っている機能だが、音声入力の認識率がすばらしかった。
日本語の漢字やカタカナなどもほぼ意図したものに変換してくれる
これはソーシャルIMEや検索キーワードの蓄積のなせる技か、、、
もう実用レベルに達していると思う。

音声入力と言っても、ネイティブアプリだけの話かと思いノーチェックだったのだが、
ソフトウェアキーボードからWebフォームのテキスト入力に使えるので、
既存のWebアプリでもなかなか新しい体験をさせてくれたところに
ちょっと驚いたというお話でした。

ということで、Xperiaの2.2対応を切に願います。
参考)XperiaとFroyoの遠い関係・・・雑感

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2010.06.13

これからiPhone/iPadアプリ開発を始める人必見のPodCastビデオ

Autorelease_3

これからiPhoneネイティブアプリケーションをつくる!という人が周りにいたので、ぜひ観ておくべきムービーをご紹介しておこうと思い立った。

何かしらの導入本を読んだあと、実際にコードを書いていて扱いに悩むのが、@propertyや@synthesize、 retainの使いどころ、そしてautoreleaseの挙動周りだろう。こればかりは、C/C++とJavaの両方を知っていてもなかなか理解しにくいObjectiveC独特の仕様だと思う。

しかし、ガーベジコレクションを備えずに、メモリの少ないiPhoneデバイスでここまでのパフォーマンスを確保しつつ、ある程度のメモリ自動管理的要素を兼ね備えているiOSプラットホームのバランスの良さには、この独特の仕様部分にポイントがあると思っている。

このObjectiveC独特の部分をすっきりと解説してくれるのがスタンフォード大学のiPhoneプログラミング講座のPodCastだ(動画付、無料、英語だけど図がわかりやすいです)。

だいたいすべての回をみることをおすすめするが、個人的に、あ、ObjectiveCってそういうことね、とわかった気になれたのが、第三回の「Custom Classes,Memory Management, and ObjC Properties」だ。

@propertyや@synthesizeを記述した際に、自動生成されるコードの説明、そして、Cのメモリ管理と比較した上で、非常に明快なautoreleaseの動作説明があるので、これだけでも観ておくと後々の開発が楽になると思う。

そんなライトなものより、もっとDeepなObjectiveCの世界を知りたい、というひとはこちらの
詳解ObjectiveC2.0が良いだろう。ただし、この本はMacOSX搭載のObjectiveCが対象なので、iPhoneの枠は外れてしまう。しかし、ObjectiveC処理系のCore内部はグローバルC関数の塊で、実装の美しさよりパフォーマンス優先に振ったアーキテクチャ設計であることが載っていたりして、これまた興味深い。

このままWintel帝国がもう10年続くかと思われていた矢先に、颯爽と復活したiOSプラットホームの歴史を紐解いていけば、非常に興味深いエピソードが多い。ティム・バーナーズ・リーが約20年前に、世界初のWebブラウザとWebサーバを実装したNEXTSTEPの流れを組むiOSが、HTML5の先駆的実装Webkitのホームグラウンドであること等、偶然とは云いきれない宿命のようなものを感じる。2010年6月中に、搭載端末が世界1億台に達する見込みのiOSのアーキテクチャを知っておくことは、仮にiPhoneアプリを作り続けないとしても、今後様々な場面で役立つと思う。


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2010.03.05

蜘蛛の子を散らすように

NexusOneのマルチタッチアップデートが公開されたときには、早速試してみていた。高解像度な有機ELディスプレイに美しく描画されたWebkitブラウザでピンチイン・アウト操作ができたときには、ブラウザに関してはついにNexusOneを認めるべき時が来たかなと思った。

....が、それは開けてはいけない扉だったようだ。マルチタッチは使わないという紳士協定を破った代償は重かった。

どうなるNexus One!? AppleがHTCをiPhone UIなどの特許侵害で訴える

最近、Googleは最新のNexus One向けアップデートでマルチタッチ機能の解禁を行っており、これがAppleの行動を起こすきっかけになった可能性がある。

なぜAppleはHTCをターゲットにしたのか? - 特許訴訟に隠された本当の狙い

中でも注目されているのが、NeXT Computerが保有する「5,481,721」である。Inter-Application Communication(IAC)に関する特許で、AndroidのDalvik仮想マシンによる侵害の可能性が議論になっている。

議論となっているサイトを探したがこれくらいしか見つけられなかった。
Apple aims to take down Android by court order
プロセス間通信で、バイナリIFを使ったパフォーマンス改善手法のあたりがポイントらしい。SunのJNIとは異なる形式をとったことが裏目に出たのかもしれない。

なぜこのタイミングで、訴訟対象がHTCなのか? まず考えられるのは、 急速に広がっているAndroid採用ベンダー対策だ

DalvikVMも訴訟の対象となっている可能性があることから、スマートフォンに限らず、他のカテゴリの製品へのAndroid適用もリスクと成り得る。Android適用を検討しているメーカーは、HTCの訴訟動向を注視し続ける必要があるだろう。
訴訟一ヶ月前に特許担当を募集している
HTCでは心許ないが、Googleの超強力な弁護士団が返り討ちに仕留めるかもしれないし、裁判中にJobsの寿命が尽きるかもしれないし、事態はどうなるかわからないはずなのだが、とりあえず乗っとけという動機でAndroidを担いでいた人たちが"引き"を始めるトリガとしては十分な材料かもしれない。

一方で、健全な競争市場を保つという観点では、Apple独占市場にならないようにGoogleにちゃんと戦ってもらいたいというのが個人的な今の気持ちである。

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2010.02.22

iPad SDKインストールに伴なう代償

iPad対応のSDK3.2 Betaを動かすためには、Snow Leopard必須な辺りが
Appleの商売のウマさ(えげつなさ?)を感じた。

Leopardで何の不自由もなかったのだけれども、VMwareFusionのアップデートも
連鎖的に必要となり、さらなる出費を要することとなった
(使い込んだXPイメージが起動しなかった orz)

こうやって経済ってまわっているんだなぁ。

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2010.01.10

Microsoftがスマートフォンで圧倒的逆転を実現する方法

MooretownでWindowsXP(Embedded)を動かせば圧勝
http://japanese.engadget.com/2010/01/08/moorestown-lg-gw990/

1024 x 480のディスプレイに、メモリ512MB、ストレージ16GBがあればスペック的な障害はもうないと言って良いだろう。

iPhoneからWindowsPCにリモードデスクトップ(RDP)でよくつなぐが、XPがそのままスマートフォンで動けばいいのになぁと思うほどタッチパネルとの相性は良い。横解像度で1024pxあれば、マルチタッチによる拡縮も不要となる。

IntelがMooretownでMoblinLinuxを持ち上げているのは、MSに対する圧力の一環という分析もあったが、近頃のGoogle大攻勢を前にして、そろそろMicrosoftはVista/7への全面移行に意地を張っている場合ではないだろう。

膨大なIA+Win32APIソフト資産を持っていながら、AppStoreもどきでiPhoneとAndroidをあえて一から追いかけ始めようとしているのは理解に苦しむ。例えば、DirectShowをそのまま動かせば、最強のMobieMediaPlayerが即座に誕生するのである。やはり既存のPCソフトをそのままスマートフォンで動せるように露払いをしていくのがMSの強みを生かした戦略であるはず。

---2010/11/21(追記)
XP搭載ケータイ発表されたようです。中国メーカーですが....。
Windows XP搭載ケータイ xpPhone ようやく発売
WindowsPhoneもなかなか好評みたいですね。

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2009.07.09

iPhone3G向けパフォーマンスチューニングを考える

自分が所持しているのはiPod Touch2G(CPU:532Mhz)なのですが、知人が3GS(CPU:600Mhz)を購入したので3G(CPU:412Mhz)をお借りすることができました。
早速Displex v1.1を3GにDLしてみたのですが、そのもっさり感に愕然としました。

まず番組表ダウンロードでUIProgressBarが激重、その後の番組表のスクロールもカクカクでした。
これはだいぶ酷い体験をさせてしまったなぁと反省しきりです。

今回はiPhone3G向けに施したチューニングについて幾つか書いてみます。

番組表ダウンロードで時間がかかっていたのは、各番組の時間長の計算において、開始時刻と終了時刻のNSStringからNSDateFormatterを使ってNSDateに変換する、という処理を生真面目に書いてしまっていたからです。この処理を時刻の文字列から分単位のintに変換してその差分をとる形に変えることで、一気に10倍以上速くなりました。これでダウンロードメーターはサクサク進むようになりました。

次が、UIScrollViewの設定です。番組表の上下左右の端に到達した際に、慣性が働いてバウンドする動きがデフォルトではonになっていました。200個オーダーのUIViewをUIScrollViewのcontentsに格納した状態ですと3Gではカクカクになります。これは端に到達しない状態でも常にスクロールが重くなるので注意が必要です。この動作をdisableにするには、下記のpropertyをすべてNOに設定する必要があります。bouncesはデフォルトでYESなので明示的に指定しないと効きません。

bounces = NO alwaysBounceVertical = NO alwaysBounceHorizontal = NO

上記の変更は3Gだけで効かすのではなく、すべてのモデルに適用しました。これでiPod Touch2G/3GSでは、さらなる素早い操作感が得られるようになるという副次的なメリットも得られました。Displex v1.2として本日申請したので、順調にいけば2週間後くらいにAppStoreに公開されると思います。

さて、1Ghz未満のCPUでは、100Mhz単位の違いで随分の操作感が変わってきます。iPod Touch2GとiPhone3GではGPUが同等で、完全にソフトウェアスタックに互換性があっても、これだけのアプリ体験の差が生まれてしまうのだと実感することができました。では、Androidのように画面解像度やCPUアーキ、入力デバイスまで異なってきた場合にはどうなってしまうのでしょうか?動作検証を考えると莫大な工数を要することは容易に想像できます。HTCはすでにAndroid搭載ケータイを数モデル出してしまいましたが、初期開発コストは想像以上に高い、なんて言っていたのが懐かしくなるほど、今後はその比ではないレベルでアップデート対応工数がかかってくるでしょうね....。

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2008.05.27

WILLCOM 03

D4延期という悪材料を先に出しておいてから、満を持してのWILLCOM 03発表が行われた。

....が、再びW-OAM TypeGは非対応、、、、せめてFelica対応までしてくれれば、ケータイの集約も図れたんだけど。
スタイラスペンもこの写真を見る限りでは、アドエスから変化なし。

うーん、将来の100Mbpsより、今すぐの800kbpsのほうがうれしいんですがねぇ。
一旦解約かな。

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2008.04.15

Willcom D4の発表仕様をチェックする

D4a

アドエスを見送って、待ちに待っていたAtom搭載Willcom端末の仕様が公開された。
まずは、要望ポイントが満たされているかどうか早速チェックしてみた。

・液晶はSVGA(800×600)で4インチ超え
 →○ WSVGA(1,024×600)で5インチ

・画面の大きさを確保するために数字キーはGUIでもok
 -スライド式キーボードは便利なのでそのままで
 →○ Inputスタイルが残っている。P905iでうらやましかったノートPCライクなDeskスタイルも採用された

・W-OAM TypeG x8パケット通信対応で800kbpsに高速化
 →× W-OAM 204kbps止まり!!!これが痛い。痛すぎる。

・もちろんスタイラスペンは本体内蔵
→○ 収納された。まぁこれだけでかくなれば当たり前か?!

横188mmはちょっとでかすぎる気がする。PSPの横幅が197mmだから9mm小さいだけで、重さは約2倍。旧型PSPより重いわけなので、ずっしりとした感覚が予想される。そこまででかくするならタッチパットとマウスボタンを排除してすべて液晶画面にしてほしかった....。まぁそれだとViewスタイルで操作がしにくいという話だろうが。

予想外の機能がワンセグ、無線LAN/Bluetooth両対応、専用クレードルによる外部出力機能か。気になるポイントとしては、Bluetoothキーボードに加えて、Bluetoothマウスも同時に使えるかどうかと、バッテリの持ち時間かな。

サイズ/重量と通信速度以外は概ね満足だが、情報収集を続けてみることにする。
これからAtom搭載UMPCの発表ラッシュが続きそうだし。


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2008.03.04

W-ZERO3 アドエス後継機に期待


アドエス
を見送り、周囲がどんどんイーモバイルに移行していく寂しい日々でしたが、今年のW-ZERO3系(?)モデルに、新情報が。

あのIntel新プラットフォーム搭載ウィルコム端末、機能の片鱗が明らかに

しかし、Vista搭載とは驚きました。確実にGPUは積んでくるということですね。
iPhoneの衝撃的なUIに、ソニエリのXPERIAが続き、W-ZERO3系後継機(?)も3DUIがデフォルトになりそうです。スマートフォンは3DUIに一気にシフトしていますね。

必ずスタイラスペンは本体収納でここはひとつ。

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