« WireSharkとCentreCOM GS905LFでまるっと解析 | Main | 快適なNikon1ライフを送るためのパーツ選び »

2013.04.22

Nikon1 S1+FT1+AF-S 85mm f/1.8Gで軽くて明るい爆速AFな望遠システムを組む

ひさびさのエントリはIT/AVからは少し離れた記事。Photo


子供の入園に合わせてカメラを買おうと思い立った。

スマホカメラで長らく満足していたのだが、デジタル一眼でないと実現できないことのひとつに、
遠い我が子を捉える「望遠」写真がある。

ちなみにiPhone5カメラのレンズは33mm相当/f2.4で、ポートレートに最適なレンズが50mm~85mm、望遠だと200mm以上と言われる。

しかし、明るい望遠レンズは大きく、重く、そして値段が高い。

例えば、Nikonデジタル一眼レフ(APS-Cカテゴリ)のフラグシップ機D7100AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8Gをつけると、お値段30万超え。重さも合計2kgを超えるし、サイズも凄いことになる

1kgを超えるノートPCの持ち運びがしんどくなってきたカメラ初心者の自分がこんな凄いものを振り回していたら、さぞ周囲をドン引きさせることだろう。

こうして、おのずとレフ構造をなくして軽量化を図ったミラーレス機に目が行く。構造的にシャッター音が大きくなってしまう一眼レフと違い、ミラーレスではエレクトロニックシャッターが使えるので周りへの音も気にせずに使える。ただし、一眼レフと比べてオートフォーカス(AF)速度が遅いという問題がある。じっとしていない園児を追うのにこれは致命的である。
理由だが、一眼レフ機で標準搭載される「位相差検出方式」に比べて、ミラーレスで一般的な「コントラスト検出方式」ではピント合わせに時間を要するためだ。
各方式の違いについては、我がカメラの師匠antaresさんのサイトが詳しい。
しかし、ミラーレスの進歩も早いもので、上記サイトの最後に記載があるように、位相差検出AFをセンサーそのものに搭載することで位相差とコントラストの両方を扱うハイブリットAF搭載モデルが出てきている。

SonyならNEX-6/NEX-5R、CanonはEOS M、NikonはNikon1だ。

Canon EOSMは3社で最後発なのにAF速度がやっぱり遅いという記事が多いため候補から外した。

SonyNEXはαEマウントに望遠レンズでf/3.5以下の明るいレンズがなく、αAマウントアダプタをつけたとして、f/2.8通しのレンズ70-200mm F2.8 G SAL70200Gは当然のごとく高い。
ただし、NEX-6はAPS-Cサイズなので画角が35mm換算で1.5倍になり、単焦点 135mm F2.8が実質202mm相当となる。
しかし、この構成でもお値段は20万超え、重さも本体(約345g)+LA-EA2アダプタ(200g)+レンズ(730g)で1.2kgを超えてしまう。予算と体力に余裕があればこの組み合わせでOKだろう。

Nikon1は3社の中で唯一CX(1インチ)サイズのCMOSセンサーを搭載している。センサーサイズについてはやっぱりantaresさんのサイトが非常にわかりやすい。もちろん1インチでは画質的に不利なのだが、良いこともあって35mm換算で2.7倍の画角が得られるのだ。これは非常に面白い特徴で、85mmのレンズを用意するだけで200mmオーバーの画角を得られるということになる。都合の良いことにAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gは非常にコストパフォーマンスが良いことで知られている。[dxomark][photozone]。dxomarkに至っては値段が3倍以上するAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gより良いスコアをつけていたりする。

Nikon1 S1(240g)+FT1(150g)+85mm1.8G(350g)で、お値段10万以下で軽量740gの229mm相当画角f/1.8という素晴らしいスペックが得られるのだ。ただし、レンズとボディのアンバランスさはある程度覚悟が必要となる。

Photo_3Photo_2Photo_4
上が標準ズームキットレンズ、
真ん中がFT1、
下が85mmf/1.8G
FT1+85mmf/1.8G装着 さらにフードもつけると何かが
吹っ切れる


しかし、同じ1インチCMOSセンサー搭載で無視できないのがSonyDSC-RX100だ。間違いなく現時点でコンデジ最強クラスのRX100とNikonS1を画質で比べれば、RX100に軍配が上がる。しかし、そもそも専用機を買おうと思ったのは望遠のためだ。RX100は光学3.6倍ズーム(28mm-100mm)で全画素超解像による処理で200mm相当まで得られるが、位相差検出非対応では望遠でのAFに若干不安が残る。ワイド端28mmではf/1.8な搭載レンズも、テレ端100mmではf/4.9まで落ちる。暗所での望遠というシーンも想定して、Nikon1システムのほうをとる決断をした。

もう一つの要素として、いつかはFX(フルサイズ)機が欲しくなるかも、というのがある。その場合、レンズ資産を活かせるレンズ交換式のほうを選んでおくと良いかなと。

デジタル一眼レフとコンデジ/スマホの間は、次なるカメラ主戦場かもしれない。先日GRが発表されたりしたが、これからもほどほどのサイズのCMOSセンサーとレンズを組み合わせた軽量カメラがたくさん出てくるに違いない。非常に楽しみな分野だ。

最後にNikon1シリーズの中で何を選ぶかだが、自分はJ3/S1がローパスフィルタレスで、なぜかS1が全Nikon1シリーズの中で最もスコアが良かったのでS1をチョイスした。しかし、基本性能は変わらないので、3万を軽く切ってきているJ1J2を選べば、より高いコストパフォーマンスが得られるだろう。

|

« WireSharkとCentreCOM GS905LFでまるっと解析 | Main | 快適なNikon1ライフを送るためのパーツ選び »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/1288/57222180

Listed below are links to weblogs that reference Nikon1 S1+FT1+AF-S 85mm f/1.8Gで軽くて明るい爆速AFな望遠システムを組む:

« WireSharkとCentreCOM GS905LFでまるっと解析 | Main | 快適なNikon1ライフを送るためのパーツ選び »