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2013.04.30

快適なNikon1ライフを送るためのパーツ選び

Nikon1本体に加えて買うべきものが幾つかあったのでまとめてみる。

まずはSDカード。記録媒体は別売りなので真っ先に買うべきものとなる。

一口にSDカードといっても、Classごとに速度が異なってくる。[速いは正義! SDカード界最速を決めるベンチ対決!]

Nikon1の特徴として、デジタル一眼レフのフラグシップ機を超える1/16000秒の超高速シャッターと60コマ/秒の連写機能がある。望遠で動くものを撮る場合にはこの高速連写の活用が基本となり、SDカードの保存速度は快適な連写に直結する。

Class10では速度的に厳しいという報告もあったので、UHS-I規格のSanDisk Extreme Pro(95MB/s)を選択した。英語パッケージ版は保証期間が1ヶ月と短くなるが日本語パッケージ版より若干割安だ。


次はレンズを守るためのプロテクターだ。レンズキャップを外せばナイーブなレンズの外面が剥き出しとなる。レンズの接触がそのままレンズ傷とならないように、プロテクターは転ばぬ先の杖となるそうな。

Nikon1S1標準レンズキット「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」は40.5mm、「AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G」は67mmのプロテクターがフィットする。レンズ保護の機能だけを持ち、光学的には出来る限り何もしないものチョイスした。


レンズにプロテクターをつけても、今度はプロテクター表面が汚れる。この汚れを如何に綺麗にとるかが次の関心事となる。antaresさんおすすめは、ケンコー・トキナー ハイテククリーニングペーパーだ。撮影後にささっと綺麗に汚れを拭き取れる優れものだ。


説明書によるとS1の電池寿命は静止画で約220コマとあるが、VRレンズを使ったり、FT1経由でAFを繰り返していたりすると、わりとあっという間にバッテリーがなくなる。予備バッテリーは準備しておいたほうが良いだろう。
なんだかんだとコストがかさむので、バッテリーは互換ものを選んだ。評判もそこそこ良い。クチコミにもある通り、純正充電器で問題なく充電が可能だった。


最後は三脚だ。ただし、自分の場合夜景をそれなりの明るさでシャッター速度を伸ばして撮りたい、というニーズがあったからなので必須ではない思う。

標準キットレンズ「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」は手ブレ補正付きなので、焦点距離10mmであればシャッター速度1/10秒くらいまではなんとか手持ちでもブレずにとれる。しかしそれより長いシャッター時間でブレなし撮影はほぼ不可能だ。美しい夜景がとれている作例では、大体シャッター速度に1秒以上の時間をかけている。

ところが、せっかく本体を軽くしたのに三脚が重くて大きくなっては本末転倒....という考え方で検討すると選択肢は非常に狭くなる。カーボン製が軽いといっても基本的に1kgは超えてしまうし、簡単にカメラ本体よりお高い世界に突入する。そしてサイズは到底カバンには収まらない。

上記の条件にあう唯一の選択肢として存在したのがVelbonのウルトレックシリーズだ。Nikon1+FT1+AF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gで740gなのでUT-43Qで十分なのだが、雲台に関する不満のクチコミが結構あったのと、水準器がない(Nikon1S1にもない)ことがマイナス要素となった。UT-53Qにも惹かれたが、出たばかりで割高だったのと重さ1.4kgはさすがに厳しそうということで、重さ1.2kgで水準器付きの「ULTREK 45L」にした。

以上でようやくひと通り揃った感触だ。Nikon1 S1の作例はGANREFサイトよりどうぞ。


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2013.04.22

Nikon1 S1+FT1+AF-S 85mm f/1.8Gで軽くて明るい爆速AFな望遠システムを組む

ひさびさのエントリはIT/AVからは少し離れた記事。Photo


子供の入園に合わせてカメラを買おうと思い立った。

スマホカメラで長らく満足していたのだが、デジタル一眼でないと実現できないことのひとつに、
遠い我が子を捉える「望遠」写真がある。

ちなみにiPhone5カメラのレンズは33mm相当/f2.4で、ポートレートに最適なレンズが50mm~85mm、望遠だと200mm以上と言われる。

しかし、明るい望遠レンズは大きく、重く、そして値段が高い。

例えば、Nikonデジタル一眼レフ(APS-Cカテゴリ)のフラグシップ機D7100AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8Gをつけると、お値段30万超え。重さも合計2kgを超えるし、サイズも凄いことになる

1kgを超えるノートPCの持ち運びがしんどくなってきたカメラ初心者の自分がこんな凄いものを振り回していたら、さぞ周囲をドン引きさせることだろう。

こうして、おのずとレフ構造をなくして軽量化を図ったミラーレス機に目が行く。構造的にシャッター音が大きくなってしまう一眼レフと違い、ミラーレスではエレクトロニックシャッターが使えるので周りへの音も気にせずに使える。ただし、一眼レフと比べてオートフォーカス(AF)速度が遅いという問題がある。じっとしていない園児を追うのにこれは致命的である。
理由だが、一眼レフ機で標準搭載される「位相差検出方式」に比べて、ミラーレスで一般的な「コントラスト検出方式」ではピント合わせに時間を要するためだ。
各方式の違いについては、我がカメラの師匠antaresさんのサイトが詳しい。
しかし、ミラーレスの進歩も早いもので、上記サイトの最後に記載があるように、位相差検出AFをセンサーそのものに搭載することで位相差とコントラストの両方を扱うハイブリットAF搭載モデルが出てきている。

SonyならNEX-6/NEX-5R、CanonはEOS M、NikonはNikon1だ。

Canon EOSMは3社で最後発なのにAF速度がやっぱり遅いという記事が多いため候補から外した。

SonyNEXはαEマウントに望遠レンズでf/3.5以下の明るいレンズがなく、αAマウントアダプタをつけたとして、f/2.8通しのレンズ70-200mm F2.8 G SAL70200Gは当然のごとく高い。
ただし、NEX-6はAPS-Cサイズなので画角が35mm換算で1.5倍になり、単焦点 135mm F2.8が実質202mm相当となる。
しかし、この構成でもお値段は20万超え、重さも本体(約345g)+LA-EA2アダプタ(200g)+レンズ(730g)で1.2kgを超えてしまう。予算と体力に余裕があればこの組み合わせでOKだろう。

Nikon1は3社の中で唯一CX(1インチ)サイズのCMOSセンサーを搭載している。センサーサイズについてはやっぱりantaresさんのサイトが非常にわかりやすい。もちろん1インチでは画質的に不利なのだが、良いこともあって35mm換算で2.7倍の画角が得られるのだ。これは非常に面白い特徴で、85mmのレンズを用意するだけで200mmオーバーの画角を得られるということになる。都合の良いことにAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gは非常にコストパフォーマンスが良いことで知られている。[dxomark][photozone]。dxomarkに至っては値段が3倍以上するAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gより良いスコアをつけていたりする。

Nikon1 S1(240g)+FT1(150g)+85mm1.8G(350g)で、お値段10万以下で軽量740gの229mm相当画角f/1.8という素晴らしいスペックが得られるのだ。ただし、レンズとボディのアンバランスさはある程度覚悟が必要となる。

Photo_3Photo_2Photo_4
上が標準ズームキットレンズ、
真ん中がFT1、
下が85mmf/1.8G
FT1+85mmf/1.8G装着 さらにフードもつけると何かが
吹っ切れる


しかし、同じ1インチCMOSセンサー搭載で無視できないのがSonyDSC-RX100だ。間違いなく現時点でコンデジ最強クラスのRX100とNikonS1を画質で比べれば、RX100に軍配が上がる。しかし、そもそも専用機を買おうと思ったのは望遠のためだ。RX100は光学3.6倍ズーム(28mm-100mm)で全画素超解像による処理で200mm相当まで得られるが、位相差検出非対応では望遠でのAFに若干不安が残る。ワイド端28mmではf/1.8な搭載レンズも、テレ端100mmではf/4.9まで落ちる。暗所での望遠というシーンも想定して、Nikon1システムのほうをとる決断をした。

もう一つの要素として、いつかはFX(フルサイズ)機が欲しくなるかも、というのがある。その場合、レンズ資産を活かせるレンズ交換式のほうを選んでおくと良いかなと。

デジタル一眼レフとコンデジ/スマホの間は、次なるカメラ主戦場かもしれない。先日GRが発表されたりしたが、これからもほどほどのサイズのCMOSセンサーとレンズを組み合わせた軽量カメラがたくさん出てくるに違いない。非常に楽しみな分野だ。

最後にNikon1シリーズの中で何を選ぶかだが、自分はJ3/S1がローパスフィルタレスで、なぜかS1が全Nikon1シリーズの中で最もスコアが良かったのでS1をチョイスした。しかし、基本性能は変わらないので、3万を軽く切ってきているJ1J2を選べば、より高いコストパフォーマンスが得られるだろう。

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