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2010.03.05

蜘蛛の子を散らすように

NexusOneのマルチタッチアップデートが公開されたときには、早速試してみていた。高解像度な有機ELディスプレイに美しく描画されたWebkitブラウザでピンチイン・アウト操作ができたときには、ブラウザに関してはついにNexusOneを認めるべき時が来たかなと思った。

....が、それは開けてはいけない扉だったようだ。マルチタッチは使わないという紳士協定を破った代償は重かった。

どうなるNexus One!? AppleがHTCをiPhone UIなどの特許侵害で訴える

最近、Googleは最新のNexus One向けアップデートでマルチタッチ機能の解禁を行っており、これがAppleの行動を起こすきっかけになった可能性がある。

なぜAppleはHTCをターゲットにしたのか? - 特許訴訟に隠された本当の狙い

中でも注目されているのが、NeXT Computerが保有する「5,481,721」である。Inter-Application Communication(IAC)に関する特許で、AndroidのDalvik仮想マシンによる侵害の可能性が議論になっている。

議論となっているサイトを探したがこれくらいしか見つけられなかった。
Apple aims to take down Android by court order
プロセス間通信で、バイナリIFを使ったパフォーマンス改善手法のあたりがポイントらしい。SunのJNIとは異なる形式をとったことが裏目に出たのかもしれない。

なぜこのタイミングで、訴訟対象がHTCなのか? まず考えられるのは、 急速に広がっているAndroid採用ベンダー対策だ

DalvikVMも訴訟の対象となっている可能性があることから、スマートフォンに限らず、他のカテゴリの製品へのAndroid適用もリスクと成り得る。Android適用を検討しているメーカーは、HTCの訴訟動向を注視し続ける必要があるだろう。
訴訟一ヶ月前に特許担当を募集している
HTCでは心許ないが、Googleの超強力な弁護士団が返り討ちに仕留めるかもしれないし、裁判中にJobsの寿命が尽きるかもしれないし、事態はどうなるかわからないはずなのだが、とりあえず乗っとけという動機でAndroidを担いでいた人たちが"引き"を始めるトリガとしては十分な材料かもしれない。

一方で、健全な競争市場を保つという観点では、Apple独占市場にならないようにGoogleにちゃんと戦ってもらいたいというのが個人的な今の気持ちである。

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