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2008.06.18

TOEIC Bクラスへの高速道路を走ってみた

ここ最近、海外出張に行ったり、北米のエンジニアとミーティングをする機会が多くなってきている。
今年、三十路に突入予定で、もう若手とは言ってもらえない年齢になるというのに、こんな英語力ではやばすぎるという焦りと、もうすぐ子供が生まれて時間があまりとれなくなるという事情から、できる限り今のうちに英語力アップを図ろうと奮起した。

まず最初に、リスニングができないことには、ミーティングで自分の意見も言えない。また、英語でEメールをかくのにも、基本的な文法を再度やり直す必要がある。この格好の題材はTOEICだろう、という安直な思考パターンで、とりあえずTOEICの勉強を始めてみることにした。

梅田さんによると、インターネットによって大体の分野で高速道路が整備されているそうである。TOEIC高得点獲得への高速道路を探してみたところ、「中学生レベルの英語力の奴が4ヶ月でTOEIC「Bクラス」を出す方法」というエントリが見つかった。内容を見ると別にトリッキーなことをしているわけでもなく、正攻法でありつつも、必要最低限のルートを押さえているように感じられたので、その通りにやってみた。そうしたら、本当にBクラスがあっさりとれてしまった。会社で受けたIPテストが765点。弊社では、800点を超えないとこれから毎年IPテストを受けさせられるみたいなので、自分でもう一度公開テストを受けたところ、825点を獲得することができた。

さすがに元サイトは、去年3月のエントリで、今では同じシリーズの本でも、より新しいものが出ていたりするので、適時そこは更新した内容でまとめてみたい。

1:基礎文法力をつける

文法の基礎をもれなくきちんと押さえてくれる、これまで出会った中で最良の文法本だった。(大学受験時に知っておきたかった.....)。元エントリでは、この本を一週間でやったとあるが、社会人でそれは厳しかったので、一週間で5Lessonずつくらいのペースで進めた。平日に1Lessonずつやっていって、出来なかった日の分を土日に一気に追いつくというような形が個人的にはフィットした。例文の出来がよいので、基本的にすべてノートに書き出して、後から見直すという形態を基本としつつ、日本語部分だけをみて、英訳した内容を音読しながら学習していくのが後から思うと効果的だったように思う。ちなみに、各Lessonの確認問題のうち、Bの間違い直し問題は、現在のTOEICでは出題されないので飛ばしておいた。これ一冊で、TOEIC READINGの文法問題を落とすことは基本的になくなるだろう。ただし、最近の出題傾向は、文法問題が減って、語彙問題の比重が上がってきているので、別の対策も必要だ。(これは後述する)

この本を終えるだけで、自分の言いたいことを即座にちゃんとした文法で組み立てて発言する、ということが前よりはずいぶんと出来るようになったように感じられた。

2:基礎単語力をつける

DUO3.0は、この高速道路のいわば核心部分だ。学習順序は以下の通り。

(1)テキストを参照しながら、基礎用CDを使うのだが、聞こえてきた内容の箇所のテキストを目で追いながら、少し遅れて発音してみる。(あとから知ったのだが、これってシャドーイングっていうらしいですね)。スローテンポできいたあと、各単語の発音をきちんと確認し、その後ナチュラルテンポで聞くと、前置詞と名詞を繋げて発音したり、1センテンスの特定の部分にどのようにアクセントをつけると、「ネイティブ」っぽく聞こえるのか、というのが感覚的にわかるようになってくる。

(2)1つのSectionが終わったら、復習用CDを使って、Section内のすべての例文を一気にナチュラルテンポで聞くのだが、本を見ないでCDの音声に少し遅れながら発音する

(3)個人差があると思うが、前のほうの内容を忘れ始めているかも....というタイミングで、復習用CDを付属の「The Collection of DUO's Sentences」を使いながら、シャドーイングをする

大体1週間で10Sectionずつくらいのペースで進めた。復習は10Sectionをまとめて一気にやる、くらいの区切りが良かったように思う。1/3くらいを終えたあたりから、着実にリスニング力の向上を自覚することができるようになってくる。これまで全然聞き取れなかった内容が、明快に各単語に分離して認識できるようになるのだ。このあたりから英語の勉強が俄然楽しくなってくる。ここを超えれば全体の半分以上は終わったと言える。基礎と銘打っているだけあって、汎用的かつ実用的な力がつくフェーズだ。

3-A:TOEIC 3:Part5、Part6対策

ここからTOEICに特化した対策フェーズに入る。元エントリではパワーアップ編のみが薦められているが、2007年後半から2008年にかけて、Part5で文法問題が減って、語彙問題が増える、という傾向が顕著になっているようだ。パワーアップ編のあとに、ステップアップ編というのも出ているのだが、これは文法的に難しいものをどう攻略するかという観点の本であり、ちょっと最近の傾向にはそぐわない。IPテストは、少し前の公開テストを使っているようなのだが、2008/2時点の受験時には、すでに語彙問題がかなり増えていた。IPテスト受験時には、パワーアップ編とステップアップ編しかやっていなかったので、随分とPart5が難しく感じられて、実際READINGは300点半ばしかとれなかった。一方で、千本ノックのほうは、語彙問題の増加に追従した内容になっており、Part6向けの対策も結構入っている。従って、パワーアップ編+千本ノック編の二冊をここではおすすめしておきたい。語彙問題が増えているとはいえ、TOEIC恒例のパターン問題というものはやっぱり存在していて、緑本シリーズはそれを余すところなく掲載してくれている。


3-B:サードパーティの模試をやり込む

緑本は一気にやるというよりは、通勤時間など隙間時間をぬってやり続けるものなので、並行してサードパーティの模試をやり込む。各Partの基本的な攻略方法が冒頭にあり、LISTENING問題の先読み手法やREADING問題の時間配分など試験攻略に有益な情報が多数掲載されている。一般的にTOEIC本番の内容よりも、このシリーズの問題は難易度が高いと言われている。確かにリスニングは極端にまで訛りの強いスピーカーが混ざっていたり、時間勝負なだけなはずのPart7に、引っかけ問題が多数埋め込まれていたりして、予想していたより全然得点がとれなくて結構へこむことになる。しかし、事前に難しいものに当たっておくことで本番が楽に感じられるので、このシリーズの模試はぜひやっておいたほうがいいだろう。予想外の出来なささ加減によって、これまでの英語力向上の実感が揺らぐので、基礎文法、基礎単語を復習するモチベーションが沸くという副次的効果もある。


4:公式模試をやりこむ

仕上げは、ETS公式の模試。2008年になってから立て続けに新しいものがでている。実はVo.1~Vol.3をすべて買っていたりするのだが、やはり新しいもののほうが最近の傾向に近い。ピンポイントでVol.3だけをやるのでも良いだろう。より新しいものがでていれば、そっちだけでも良いと思われる。この模試でとれた点数は、本番でとれる点数と大体同じくらいであった。平日は緑本や基礎文法、基礎単語の復習をしつつ、週末ごとに模試をやるというペースで進めた。


以上がTOEIC対策のすべてである。当然ながら、TOEICではLISTENINGとREADINGしか養われないので、WRINTING、SPEAKINGは別途対応が必要だ。「英語の敬語」や「会社で使う英語スキルアップゼミ」などを読んで過ごす日々だったりするが、もうそろそろ子供が生まれるのでタイムアップである。。。。


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