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2007.12.28

リアプロが売れなかったわけ

ソニー、リアプロテレビ撤退へ

ついにXデーが来てしまいました。KDS-50A2500ユーザーとしては悲しい限りです。購入したユーザーの満足度は極めて高いのに、マーケット的には縮小の一途だったようです。せっかくなので、今後の教訓(?)のためにリアプロ市場が最後まで確立できなかった理由を個人的に分析してみたいと思います。

1.視野角(上下)の狭さ
2.ランプ交換のランニングコスト
3.薄型TVとは胸を張って言えない奥行き
4.電源投入後、明るさが全開になるまで時間がかかる
5.店頭での展示方法

TVは寝転がったり布団の中から見るという人たちからすると、下から見上げたときの視野角の狭さは致命的です。そして、約2年に一度発生するランプの交換コストも馬鹿になりません。バックライトが交換不可能な液晶とは異なり、明るさをリフレッシュできる利点だと、みなすこともできますが、やはりコストパフォーマンスが悪いです。また、日本の住宅事情からすると、50/60インチというラインナップはやっぱりオーバースペックでしょう。そもそも置き場所がない。

そして、なにより上記のデメリットをすべて許容できる人たちを尽く撃ち落すのが、店頭での見栄えの悪さでしょう。

大手家電量販店やソニーの銀座ビルですらそうだったりするのですが、照明が家庭環境に比べて圧倒的に明るい場所で、外部照明に反射してより明るく見える液晶TVと並べてリアプロが展示されると、とんでもなく貧相な画質に見えてしまうのです。家庭の200~300ルクス程度の環境であれば、眩しすぎるくらいの明るさなのですが、店頭では悲しいくらいの暗さとなります。

こういった弱点を補うLIFI光源を使ったリアプロなども検討はされていたようなのですが、これは松下さんですね...。

ハイフレームレート&LEDバックライト&超薄型SXRDリアプロを夢見ていた一個人としては、5年後くらいにぜひとも有機ELの大画面化&低価格化を図ってほしいものです。リアプロ特有の自然な階調表現とシルキーな質感は、一度味わってしまうと離れられません。当面は買い置きした交換ランプで凌ぎます。・゚・(ノД`)ウワーン

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2007.12.26

無線11nEthernetコンバーターでDLNA環境を改善してみる(2)

Dsc00058

WZR2-G300N/EVが届いたので早速セットアップをしてみた。

親機(WZR2-G300N)は、WAN側=DHCP設定、LAN側=192.168.11.1がデフォルト設定になっている。とりあえずPCのIP設定を192.168.11.XXにそろえて、ブラウザで設定画面に入り、LAN側の所望のIPにして、WAN側を固定IP設定に切り替えたところ、すぐに外部ネットへの接続を確認できた。親機/子機の倍速設定はデフォルトで40Mhzになっており、変更は不要だった。

Dsc00059

次に、子機(WLI-TX4-AG300N)をリビングに配置して、PS3と有線で接続した。電源を入れてAOSSボタンを押すだけで子機のSecurityランプが点灯し、あっさりPS3からの接続確認ができた。MZK-W04N*2でWDSを組んだときの苦労に比べると、かかった時間と手間は雲泥の差だ。

さて、肝心の速度だが、結論から言うとすばらしいの一言。HDストリーム(MPEG2 15Mbps~20Mbps)の滑らかな再生を確認することができた。またDLNAのフォルダをPS3のXMBからブラウズするときの体感速度も明らかに前より速くなっている。PS3を何度か再起動して接続を確認したが、いまのところ接続が切れてしまう現象にも遭遇していない。

参考までに、親機と子機の配置は約20m離れており、間に壁は2枚存在している環境である。試しに子機側にノートPCを繋いで速度を計測してみたところ、安定して50Mbps~60Mbps程度の速度が出ていた。周りには無線LANのアクセスポイントが7本も乱立している、比較的劣悪な電波環境なのだが、それでもこれだけの速度が出てくれるとは、十二分に満足のいく数値だ。

また、公式サイトや外箱の写真では、親機が横置きの状態の写真しか載っていないが、縦置き用のスタンドが付属しており、写真のような形の設置も可能であることも付け加えておきたい。
Photo
WZR2-G300N/EVは、PCから離れたTVサイドのネットワーク機器を繋ぐときの有力な選択肢として高い評価ができる会心の製品だ。価格.comではWZR2-G300Nの評判があまり良くないが、WLI-TX4-AG300Nとの組み合わせにおいては安定しているように見受けられる。せっかく高速化されたIEEE802.11n規格も、11n非対応のデジタル家電やゲーム機がその恩恵を受けるには至っていない状況であった。しかし、11n対応の無線Ethernetコンバーターの登場により、一気にリビングのネットワーク環境が改善される可能性が開けたと言えるだろう。


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2007.12.23

無線11nEthernetコンバーターでDLNA環境を改善してみる(1)

無線LAN IEEE802.11nでHDストリームDLNA配信
MZK-W04Nを帯域幅40Mhzに更新してみた

無線によるDLNA HDストリーム配信を試みてきたが、WDS@MZK-W04Nの低速さに起因して、定常的にHDストリームをコマ落ちなしで再生するに至っていない。また、親機自体の外部ネット接続及び有線HUB部分は安定しているのだが、MZK-W04N間のWDS接続は不安定で、子機と親機間の無線接続がいつのまにか切れていることが多い。リビングのPS3から接続する度に、双方の再起動を強いられるという非常に不便な状況だ。

そんな状況を改善してくれそうな新たな製品がバッファローから発表された。

Photo


WLI-TX4-AG300N




有線LANポートを4つ備えているのだが、これが子機となって親機に対して無線LAN接続にコンバートしてくれるのだ。俗に言う無線Ethernetコンバーターというやつで、11b/11gではいくつか既存の製品があるのだが、11n対応はこれが初めてだろう

WLI-TX4-AG300N単体での発売は2008/1/25になるようだが、WZR2-G300NとセットになったWZR2-G300N/EVは2007/12/25発売で、すでに都内の店頭には並んでいる。しかし、あまり多くは入荷していないようで、近場のヨドバシ、ビックカメラでは売れきれだった。リビングのTVなどのデジタル家電群と、書斎のPC&外部ネット環境とを、高速に接続する手段に悩んでいる人はたくさんいるはずなので、結構売れ行きが良いのかもしれない。

11n対応の親機には、WZR2-G300Nとは別にWZR-AMPG300NHという上位機種が存在する。違いは、11a対応の有無、有線LANHUB 1000M or 100M、アンテナ分離の3点だ。値段は軽く1万円異なるので、WZR2-G300N/EV(WZR2-G300N +WLI-TX4-AG300N )の組み合わせで望んでいる速度が出れば、かなりリーズナブルな解となるだろう。

入手でき次第レポートしてみたい。


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2007.12.10

CITIZEN PROMASTER(PMV65-2242)を購入した

社会人になるべく就職活動を始めた時期からずっと使っていた腕時計がついにお亡くなりになったため、新しい腕時計を検討することにした。

これまでの、

・アナログクロノグラフ
・ソーラー発電
・チタン
・サファイアガラス

という組み合わせが至極気に入っていたので、基本的にこれらの要素を継承しつつ、
以下の機能が加わったものを探し始めた。

・電波受信対応
・日付/曜日表示(ケータイを取り出すのは面倒なので)
・デュアルタイム表示(海外のエンジニアや赴任している人にメールをするケースが増えてきたので)

・取っ掛かりはCITIZEN
電波受信対応を要件に入れた時点で、海外ブランドの自動巻き精度が売りなクロノグラフはバッサリ候補対象から外れて、国内メーカーに絞られる。国産で最初に候補に上がったのが、電波時計対応で歴史のあるCITIZENのATTESAシリーズだ。しかし、これだけ欲張りな要件を満たすのはATTESAの中でもジェットセンターシリーズだけだ。

51u0k9w5lnl_aa280_ ATV53-2831 51djrqerlel_aa280_ ATV53-2834

九州と福島の二箇所の電波に加えて、北米とドイツの電波にも対応するPerfexMulti3000を搭載しており、電波時計としては申し分ない。メインのアナログ表示なホームタイムとデジタル小窓のワールドタイムを、ワンタッチ操作で入れ替えられるという仕組みもまさに求めていたものに近い。また、ATV53-2831はAmazonの写真を見る限り、これまで使っていた時計の色合いと似ていたので好感触だったし、限定版ATV53-2834の全身漆黒で塗り固められたデュラテクトDLCにも惹かれるものがあった。

期待を膨らませて実物を見に行ったところ、まずATV53-2831の色合いが全然違っていることに気づく。明るいコバルトブルーのような色を想像していたが、実際は紺に近い。(この写真がかなり実物に近い)
そして、操作してみて何よりショックだったのは、りゅうずが六角ナットのような印象を与えることだ。ATV53-2834は黒く加工してあるので比較的目立たなくはなるのだが、やはり最初に受けたチープな印象は拭いきれず、がっかりして帰宅した始末であった....。


・CASIOを考える
国産で電波時計に定評がある他メーカーを探し出すと、CASIOのオシアナスシリーズが目に留まった。アナログクロノグラフとデジタル小窓の組み合わせにこだわるとOCW-500TDJ-1AJFが候補に挙がる。CASIOのマルチバンド5はPerfexMulti3000が世界4箇所対応なのに対して、イギリスを加えた5箇所の電波に対応する。



51e4u7mdkl_aa280_

OCW-500TDJ-1AJF




...が、やはりデジタルメインなG-SHOCKのほうがCASIOらしく、なんとなくアナログクロノグラフは苦手な印象をうける。心動かされるものがなかったのである....。

・世界のSEIKO
次に、世界の時計愛好家達から認められた国産メーカーSEIKOにもATTESAに相当するようなモデルがないかを検索したところ、ブライツシリーズに目が留まった。

51upq4dqqcl_aa280_ SAGA001 51tjsqcquql_aa280_ SAGA003 51rihothb6l_aa280_ SAGA005




さすがにSEIKOはデザインにまとまりがあり、すべてアナログなのに、日付と曜日表示をこなしつつ、デュアルタイム表示にも対応するというツボを付いた仕様にかなり心が揺れた。....のだが、一番ほしい色であるSAGA007が限定品で、しかもたったの300個しか生産されていない。案の定、時すでに遅く全く在庫が見つからないのであった。一番ほしい色が手に入らないとわかると、途端に他のモデルが色あせて見えるのだから、人間不思議なものである。



・そしてCITIZENへ
改めて、CITIZENの惜しさ加減を思い起こし、なんとなくごちゃごちゃした文字盤っぽいので敬遠していたPROMASTERシリーズを再度よく調べてみることにした。すると、PROMASTERの中でも比較的文字盤のすっきりしたモデルがいくつかあることに気づく。

652052


PMJ65-2052

652212

PMK65-2212 




どちらもデジタル小窓の溶け込み方が自然でデザイン的には申し分ないのだが、PMK65-2212は電波に対応していない。マリンスポーツ向けだから当たり前かもしれないが、PMJ65-2052はEco-Driveですらない。半ばあきらめながら、あまりのごちゃごちゃさ加減にスルーし続けていた"SKY-ナビホーク エコ・ドライブ電波時計"も見てみた。やっぱりオレンジ色がチカチカして凄く見づらそうである....。

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PMV65-2241





しかし、その隣にひっそりと並ぶ一品があることに気づく。まったくPMV65-2241と同じ基礎構成なのだが、二次充電池残量を示す針が赤な以外、他はすべて黒と白でまとめられているPMV65-2242が機能面でもデザイン面でも個人的なニーズをすべて満たしたモデルであることに気づいたのだ。


652242


PMV65-2242


チタン素材に酸素と窒素を浸透させ素材内部から硬質化させるというデュクライトMRK加工の上に、DLCをさらにかけるという、執念すら感じさせるスクラッチ耐性と、実物を手にとって初めて気づく複雑に反射する漆黒のボディに心打たれ購入決定と相成った。


最後に時刻の精度面について。グランドセイコーやザ・ジチズンは、年差数秒の誤差で収めるために、凄まじい機械ムーブメントやクオーツ支援機能を高コストで実現している。個人的には、月差±15秒クオーツ搭載ながら、毎日電波で時刻修正がなされて誤差は常時一秒未満という精度の取り方のほうがリーズナブルなアプローチだと思う。

今後永くつきあっていけるよう大事に使っていくつもりだ。

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