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2007.08.26

無線LAN IEEE802.11nでHDストリームDLNA配信

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私事だが、会社の同僚にこのブログの存在がばれてしまった。
会社の人に見られて困ることは書いていないのだが、ばれてから
一週間泳がされて(?)いたのがちょっとショック....orz

気をとりなおして、いままで通り不定期で更新は続けたいと思います....はい。

さて、本題。
PS3へのDLNA配信は、NAS+DIXIMの構成で解決を図ったが、結局今はPC+TVersityの構成に戻っている。直接的な原因は、NASのDIXIMサービスがファイルの追加に対するライブラリの更新で不安定になることが発覚したことだ。DIXIMサービスを再起動してもPS3側で追加ファイルを認識されなかったり、そもそもNAS自体を認識しなくなったりしていまいち挙動不審であった。一方、TVersityのトランスコードの画質は酷いものだが、別にトランスコードの必要のないコンテンツであれば、動画品質に問題ないし、ファイルの追加/削除に対する更新もLibraryタブでボタン一発できちんと反映される。また、2007/8/25現在の最新であるバージョンである0.9.10.7では、早送りもフラッシュもきちんと動作しており、DIXIMとやれることの差異はほとんどなくなっていることも付け加えておこう。

さて、PS3経由でTVに動画を配信するにあたって問題となるのが、PC/NASからPS3までの距離をいかにしてLANで繋ぐか、ということだ。引越し前の2DKの環境では、強引にEthernetケーブルを引き回すことで解決することができたが、いかんせん今はリビングと書斎が10m以上離れている。有線を除くと採用できる手段は、無線LANかPLC程度の選択肢しかないのだが、PLCでは電力線通信アダプタのセットに加えて、別途TV側にルータがないと複数機器を繋ぐことができない。結局コスト的にもスペース的にも電力的にも、無線LANのほうに軍配があがるだろう。

しかし、無線LANとはいっても、11gでは、規格的な理論値は54Mbpsでも、実効転送速度が20Mbpsを切るといわれており、SDならともかくHDストリームを流すとなると、些か心もとない。

無線LANで速度を求めるなら、メーカー独自方式でハイパワー出力MIMO対応をした11gベースの構成をとるか、11n対応にしてしまうかのどちらかだ。しかし、こういった独自方式はクライアント側も対応する必要があり、実質的にクライアントがPCに制限されてしまう。主な用途がDLNAである限り、有線LANしか備えないCEにも対応できるようにしておきたいところだ。加えて、「WDS」機能もぜひ使いたい。書斎には複数のPCがあり、TVの周りにはネットに繋ぎたい機器が複数あり、これらの部屋の間を無線でつなぎつつもすべての機器のIPは同一セグメントにしておきたい、という欲張りな要件でWDSは効果的だ。

上記の条件を満たしつつ、ぶっちぎりの安さを実現している製品が、PLANEX Draft IEEE802.11n 300Mbps対応 無線LANルータ MZK-W04N-Xだ。

実は自分の買った当時はまだ国内電波法の制限で転送速度が144Mbpsに制限されていた。しかし先日40MHzの使用許可が下りたことに伴い、理論的には300Mbpsを出せるようになっているようだ。未アップグレードのものは「MZK-W04N」で"-X"がつかない品番となっている。センドバックによって発生する送料はすべてユーザー負担らしいので、これから購入する場合は、最初から40MHz対応アップグレード対応済の「MZK-W04N-X」を選ぶのが良いだろう。

さて、肝心の実効転送速度だがWDSにはひとつ罠があった。MZK-W04N-XのWDS機能にはモードが3つあるのだが、その設定によっては転送速度が全く異なるのだ。

1.AP Bridge-Point to Point
・MZK-W04N-X同士を1:1で連携して、MZK-W04N-Xには有線でのみ繋げる
2.AP Bridge-Point to Multi-Point
・MZK-W04N-X同士を最大4台連携できて、MZK-W04N-Xには有線でのみ繋げる
3.AP Bridge-WDS
・MZK-W04N-X同士を最大4台連携できて、MZK-W04N-Xには有線無線で繋げる

当然、一番おいしい設定は「3.AP Bridge-WDS」だ。が、おいしい話には必ず裏があるのが世の常、全然速度がでやしない....orz 環境はPS3とMZK-W04N-Xを有線で接続、もう一台のMZK-W04N-XにはPCを有線で接続、どちらもギガビットイーサなので有線部分にボトルネックは存在しない状態で試行した。(ただし、MZK-W04N-Xの有線ポートが100Mbps。)いろいろなビットレートで試したのだが、恐らくAP Bridge-WDS設定では、約6~7Mbps程度しか出ていない。さすがはPlanex、最大4台接続することを想定して、予め1接続あたりの帯域に制限をかけているのだろう。動的に帯域調整?まんどくさ、常に4で割っておけばいいだろ、と適当な設計をしている現場が目に浮かぶ....。(こんな想像をしてしまうのも職業病だろうか....) WDSタイプよりCH変更のほうが効いていたようです。(2007/10/3更新)

となると、速度を得るための選択肢は「1.AP Bridge-Point to Point」しか残っていない。設定を変えてみると、予想はビンゴ、大体20Mbpsを超えるストリームでも、ほとんど画音飛びなしで再生できることを確認した。しかし、有線LANしか繋げないのはつらい。知り合いからWiiを借りたのだが、本体には無線LANしかついておらず、どうしてもTV側のアクセスポイントで無線アクセスをしたい。仕方なくとった方法が、MZK-W04N-Xに有線で別の無線LANルータをぶら下げるという力業だ。たまたま、11gの無線LANルーターが一台あまっていたから良いのものの、無駄すぎる構成だ。

あとは300Mbps化をして、どれくらい速度が上がるかを検証してみたいと思う。


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