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2006.04.22

Blu-ray vs HD-DVD戦争の序章が始まる

2006年3月31日、2005年度内最後のであるその日に、東芝は
HD-DVDPlayerの発表及び当日出荷という電撃作戦にでた。

3月中旬あたりでは、軒並みHD-DVDソフトの延期が発表される中で、
3月中の国内出荷はほぼありえないという見方が体勢を占めていたため、
東芝の発表には大いに驚かされた。

しかし、出荷を優先させただけあって、そのクオリティはかなり低い。
以下の記事のインタビューはかなりおもしろかった。

XA1をプレーヤーとして見ると、ちょっと不満な点もあります。CPRMに対応したディスクが再生できない。日本向けとしては弱いのでは?

気になるといえば、ディスクのマウントにかかる時間が遅いのも……。

DVDとのツインフォーマットディスクで、再生コンテンツを「HD DVD」と「DVD」のどちらにするかを、ディスク挿入時にしか選べないのも気になりました。
米国主導で開発された初代HD DVDプレーヤー 〜 HD-XA1のこだわりは「足」にあり?! 〜


実際に、機会があって実物にもさわってみたが、上記の記事で指摘されている通り、
マウント時間がかなり長い。

「夜桜」のマウント時間を計ってみたところ、たっぷり15秒程度、右上でWaitアイコンが
くるくる回って消えた後、さらに10秒くらい真っ暗の画面のまま待たされる。
おそらくAACSのドライブ認証などがはいっているのだろうが、それにしてもあまりに遅い。

また、AdvancedContentsとやらによるポップアップメニューの表示もがっかりな品質だ。
表示開始時は、下からカクカクしながら、もっさりとアニメーション表示される。
モバイルPentium4 2.5GHzならもう少しがんばってほしいところである。

あと表示開始時は下からでてくるのに、消すときにはフェードアウトするのは、
これはコンテンツオーサーのデザインセンスの問題だろうが、それまたかなり理解に苦しむ。

ユーザー的にはチャプタジャンプがしたいだけなのだから、サックリと表示されて選択したらすぐに
消えてほしいでしょうなぁ。

そして肝心の画質だが、それなりにきちんとしたプロジェクタで100インチ1080p表示という
環境にも関わらず、その解像度感の低さにがっかりさせられた。膨大な数の花びらが
画面一杯に表示されるというストリーム的に厳しい素材であることを考えても、花びらの
周りのノイズ感やカメラ遷移のブレ方などのひどさが気になって仕方なかった。

DVD-Videoだと完全に破綻した画になっていたので、HD-DVDならそれなりに見れるでしょ?
というやや後ろ向きなキャンペーンなのかもしれないが.....。

こちらのレビューによると、素材(HDCAM)の問題ということになっているが、そのあたりの真相は
これから出てくるという"スーパーなHD DVD"次第で明らかになっていくだろう。

そして、4月22日(金)
三井化学、HD DVD-R DL用色素の開発に成功 −100万回の安定読み取りが可能

....と発表がでたそのすぐあとに、松下様のBD-RE2層メディア+PCドライブの発表が!
ドライブ10万ってプレイヤー本体買えてしまうやん!とか、50GBDisc1枚6000円って、250GBのHDD買ったほうがByte単価が圧倒的に安いやんけ、というつっこみはさておき、HD-DVD陣営への強烈なカウンターパンチにひとまず拍手を送りたい。


「心配は、BDが凄くいいという可能性もゼロではないこと。その時には土下座をして謝りますが、まあ、あり得ない。コストと速さの勝負になる。今年の年末を期待して欲しい」と締めくくった。

「BDは戦艦大和。年内には決着」。東芝DM社藤井社長 − HD DVDレコーダはW杯を目標。年度内に70万台出荷

さて、どうなることやら。

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