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2005.09.17

TGS2005所感

現在担当している業務の関係で、TGS2005のビジネスDayチケットをもらえたので、今回初めて行ってきた。

主な関心事はもちろんXBOX360とPS3だ。

まずXBOX360だが、大量のPlayable展示があり、開発状況の順調さをアピールしていた。某所で中国工場のXBOX360製造ラインの写真がアップされたりしていたが、12/10の発売に不安は全くなさそうである。また、各メーカーブースに並べられている試遊台はすべて統一されており、MSの手厚いサポート体制を伺い知ることができた。

さて、肝心のXBOX360展示の内容だが、いわゆるシリーズものの続編には、正直失望させられた。具体的には「リッジレーサー6」と「真・三國無双4」、「WORLD AIRFORCE」なのだが、本当にただPS2ソフトを移植して、ハイデフになった分画面が綺麗になりました〜という印象である。車の挙動や高速運転のスピード感、大量の敵をなぎ倒す際の爽快感、戦闘機の飛行挙動などが、従来のタイトルから全く進歩しておらず、何ら新しい要素が見いだせなかった。同じレースゲームではエレクトロニック・アーツの「ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド」、MSの「PGR3」のほうが次世代機らしい"一目で違いがわかる差"を実現していたように感じる。

一方、素直に感心したのが、テクモの「DeadOrAlive4」 、SEGA「ソニック・ザ ヘッジホック」、「クロムハウンズ」だ。これらのデモは、明らかな物理演算量の違いを外観から判断することができた。キャラの動きにあわせた着物のはためき、戦闘シーンの水面表現、ソニックの壊したブロックの散らばり方やロボットの壊れ方などに、明らかな進歩が見られたのだ。

そもそもハイデフ(XBOX360の場合ほとんど720pのようだが)とは言っても、PCでは1080pやそれ以上の解像度のゲームが普通であり、そもそも絵のクオリティで驚くこと自体が難しいということができよう。今後ゲームが進歩していく方向性としては、いかに現実に近い物理演算を大量にこなしてリアルな挙動をさせるかということと、ネットワーク接続によるコミュニティベースのゲームプレイなどが焦点となるのかなぁ・・・という考えに至りつつあった。

しかし、PS3ブースで見たコンセプトムービーでこの考えは吹き飛んだ。

GTやMGS4、SCEA、SCEUの超超ハイクオリティムービーは、ただただそのリアリティに感嘆させられた。大体の映像は、E3カンファレンスのストリーミング動画でみていたのだが、暗所、巨大スクリーン、大音響の環境で、生で見た実物の印象は全く別物であった。XBOX360のプリレンダ及びリアルタイムレンダムービーは、明らかにCGと分かる範疇で"良くできた"映像であった。しかし、PS3の映像の場合、まずこれはCGなのか実写なのかを本気に目を凝らして見ないと判別がつかないクオリティだったのだ。

クター総統の「現実そのものを生成する」というコンセプトは、ひとまず実現できているようである。ネットを介して無限のリソースとかいう話はまゆつばものだが、純粋にゲームとしてのテクノロジーエッジを走り続けていることは確かである。このようなクオリティがリアルタイムレンダリングで本当に実現できるのであれば、ゲームの世界に逝ったっきりになってしまう人が出てきてしまうのではないか?!という危惧すら抱いてしまった次第である。

ただ、気になったのは、XBOX360、PS3両方で全く同じタイトルのムービーが流されていた点だ。今後、マルチプラットホームが当たり前になるというのは分かるが、どちらのブースも見た人は、皆興ざめしたんじゃないかなぁ。あと、XBOX360の映像ブースの真後ろが、ときメモオンラインの会場なのだが、みな食い入るようにXBOX360の映像を見ている後ろで、"学級委員長とツーショットチャットです!!""ツーショットですよツーショット!"とか連呼していたのが笑えるシチュエーションだった。

・・・というわけでそれなりの?満足感を得ることのできた展示会であった。少なくとも家電やCE系のショーよりは楽しかったなぁ。XBOX360のローンチには興味のあるタイトルがほとんどないので、PGR3が出たら買おうかな。

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