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2004.06.29

CEとPCの交わるトコロ(1)

ひさびさのエントリ。

今月は、CEレコーダーがリビングで生き残るための施策ついて、色々と思考実験を繰り返していた。
そして、出た結論は「PCのリビング侵入の流れは止らない。」であった・・・。

何度かのエントリに分けて、得られた考察結果を少しずつ文章にしてみたいと思う。

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今月中旬あたりから、メーカー各社からIntel915/925Chipsetを搭載したPCが出荷されているが、このChipsetは明らかにCEを意識した構成になっている。
PCを「AVサーバ」に変える、Intelの新チップセット

以前のエントリで信頼できるストレージの重要性を述べたが、Intelの新Chipsetは、RAID0/1をデフォルトで装備している。IntelはRAID機能のことを「マトリクスストレージ」と言う名称でマーケティングを行っているようだ。HDDの大容量化の速度が明らかに鈍っていることもあり、2006年あたりまでのPCは、250GBのHDDを複数台積んでRAIDを組むという流れが一般的になっていきそうな気もする。

一方、DVDレコーダーはどうかというと、コストの制約でHDDは一台であることが多い。「HDDは壊れるものである」ことをPCユーザーはよく分かっている。しかしPC非所有者で、VHSの代わりにDVDレコーダーを購入するユーザーに、この認識があるとは思えない。DVDレコーダーの出荷台数の伸び具合を考慮すると、HDDの物理的故障によって消失する事故が多発することは容易に想像できる。PCの場合幾らでも退避方法はあるが、CEの場合出口はDVDドライブしかない。そして現実には、DVDに焼かないでHDDにコンテンツが溜め込まれていることが多いのである。

地上波アナログなど放送系コンテンツならば、例え全部消えたとしても、また録画しなおせるものもあるだろうし、一度見たものを再び見るケースは比較的少ないので大した問題にはならないかもしれない。しかし、静止画が取り込めるモデルについては、話はそう簡単にすまされない。紙のアルバムで保存する代わりに、画像ファイルのままデジタルで管理するユーザーは、デジカメの普及に比例して増加している。私の知り合いの中年夫婦も、デジカメで取った静止画は印刷しないでテレビに出力して楽しんでいるそうである。

HDD破損→「家族の思い出消失」のシナリオは考えるだけでも恐ろしい・・・。

"デジタル三種の神器"と騒ぎ立て、ブームにのって売りまくるのも良いが、溜め込まれるデジタルコンテンツの保護についても考えなければならないだろう。


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