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2004.04.29

オブジェクト指向の次に来るもの

Psychs氏のソフトウェアの抽象性と具体性に対するトラックバック
SI業界の業務アプリケーション開発には、オブジェクト指向の唱える抽象化はあまり役にたたないという話。

オブジェクト指向のみでソフトウェア開発が幸せになれるわけではないことは、MSもちゃんとわかっている事だと思う。.NETの仕様に、構造化手法やデータ指向の要素も取り入れられている事から、「オブジェクト指向"も"使うと良いね」という設計思想が読み取れるからだ。オブジェクト指向以外は認めない、というJavaとは対照的なアプローチと言える。

やはり、ソフトウェア開発に「銀の弾」が存在しない以上、何かしら一つのアプローチだけで生産性、再利用性、品質の向上を実現することは、今後も考えにくいだろう。従って、複数のアプローチを状況に合わせて組み合わせる、というやり方で凌いでいくしかない。

例えば、部品としての再利用を本気で考えるのであれば、アスペクト指向がいいかもしれないし、適度な抽象度を保ったライブラリが欲しいのであれば、Genericsが良いかもしれない。サービス指向は、汎用性が保てる臨界値レベルの再利用ができる・・・かもしれない。要はオブジェクト指向と直交する概念で、従来の手法の補完が図れるような「次」のパラダイムを見据えて行くしかない気がする。

今のソフトウェア産業は、家内制手工業時代の綿紡織業と同レベルの、労働集約型産業であり、従来の経験則と、そこから導出された数少ない方法論の中から、「手探り」で有効と思われるアプローチを選んでいくしかない状態ですから。

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Tracked on 2004.07.08 at 11:36 PM

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