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2004.02.25

Jung-Myers-Briggsのタイプ論に基づく性格テスト(MBTI)をやってみる

Psychs氏の紹介でいわゆる性格判断テストをやってみた。
紹介されていたサイトはユングのタイプ論をMyers-Briggsが改訂したものに基づいたテスト(HUMANMETRICS)。4分野における性格分類が行われて、16のタイプにカテゴライズされる。そして、タイプごとの特徴やそれに属する有名人が分かるということらしい。

最初はさらっと流し読みをしながらやっていたのだが、やはりこういうテストは、質問の細かいニュアンスをしっかりつかんで回答しないとあんまり意味がないなぁと思い、じっくりと和訳してみた。
こちらからどうぞ。
べたな直訳や誤訳が含まれていると思うので指摘していただけると助かります。

そして判断結果は・・・・
------------
Your Type is
INTJ
Introverted Intuitive Thinking Judging
Strength of the preferences %
89 44 22 33
------------
やはりというかなんというか・・・・もっと社交的にならんとなぁ。
Psychs氏曰くMS社員にxNTJが多いということなのですこし慰められる。うーむ。

ちなみにMBTIはFOAFのmyersBriggsプロパティを埋めるのに必要らしいですね。

--追記
結果については、日本語訳がこちらにありました。時間があれば本家サイトの英語も訳したいと思います。
(あなたとわたしの心理学)
タイプごとの特徴
http://ubook.fem.jp/sinri_seikaku.htm
タイプごとの付き合い方
http://ubook.fem.jp/sinri_tukiai.htm

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2004.02.18

MicrosoftはIOS(InternetOperatingSystem)も支配する

Psychs氏の唱える"MSにとってのみWebサービスが持続的イノベーション"という主張については、OS自体の歴史とその変遷をみると説明できそうである。今回は未来のOSとWebサービスを一つの切り口から考察してみようと思う。

OSの未来像については、梅田氏の記事で紹介されていた、Tim O'Reillyの「InternetOperatingSystem(IOS)」がもっとも現実味のある構想だろう。

彼の主張によれば、次のパラダイムは疎結合されたサービスによって構成される集合体で、IOSが従来のOSに置き換わるという。つまりインターネットそのものがOSになるというコンセプトである。しかし、IOSには決定的に欠けているモノがある。それは、Tim O'Reillyの唱えるIOSが、従来のOSでいうカーネルやその上に乗っかるデーモンのような存在になったとして、それらのサービスを使うためのGUIに相当するモノだ。つまりIOSには、ユーザーインターフェースについて何の定義もないのである。

勿論、Webサービスによって疎結合が実現されるため、ユーザーインターフェースには様々な可能性があるだろう。しかし、IOSを構成するピースとして例に挙げられているGoogle,Amazon,Yahooのサービスを使うために、大多数のユーザーが"今"何を使っているを見れば、UI提示の役割を果たすモノが見えてきそうである。

答えは明快、Microsoft Windowsである。

ここで、OSの歴史を少し思い返してみよう。Unixは「分割し統治する」ことをポリシーにして、カーネルとその他の周辺モジュールを細かく切り刻み、モジュール化することを最優先にしてきた。そしてカーネルとインターフェース(Shell,GUI)は完全に分離された。一方、Microsoftは逆の道を進んだ。つまりカーネルとシェルを統合し、GUIも密結合する設計にしたのだ。Windowsは統合によって発展してきたとも言えよう。

ここで、元々単独で存在していたアプリケーションを挙げてみよう。日本語入力機能、ワードプロセッサ、表計算ソフト、ブラウザ、メーラ・・・。今、これらのアプリはどうなっているだろうか。IME,Word,Excel,IE,Outlook...だ。みなWindows及びMSの商品に統合されているのだ。さらに、次期Windowsでは仮想マシン(.NET)とデータベース(WinFS)とWebサービス(Indigo)とFlashPlayer(Avalon)とRSSアグリゲータまで(!)統合する模様である。ブラウザのOS統合の際には司法が牽制にはいったが、MSは見事に切り抜けた。OfficeとWindowsが分社化されるだけでも相当変わってきたはずなのだが・・・。

話を戻そう。Tim O'ReillyのIOSは美しく、そして理想的な世界だ。疎結合されたサービスによる協調動作というのは、Unixの古典的な哲学に通じるところがある。しかしこうした夢はこれまで数え切れないほど唱えられてきて、その成果はMSに搾取されてきた。これがコンピュータ業界のここ10年の歴史だ。

例えば、SUNは90年代前半から「The Network is Computer」というスローガンを掲げてUnixやJavaを開発してきた。昨今のインターネットの発展により、スタンドアロンのコンピューターの存在が逆に珍しくなったことを考えれば、このコンセプトに大きな間違いはなかったと言えよう。しかし、何故いまUnixは危機的状況に陥っているのか。それは、SUNの構想においても、やはりユーザーインターフェースがしっかり定義されておらず、MSのOS統合戦略に飲み込まれてしまったからである。

少し見方を変えれば、MSはOSに統合するものが欲しくなった時にユーザー/開発者にある特定の技術を提供してきたと捉えることもできるだろう。そして十分に実ったところであらゆる手段を用いて収穫を奪取し、Windowsに取り込んできたのだ。つまり、Psychs氏の言う"MSにとってのみWebサービスは持続的イノベーション"というのは、要素技術をOSに統合してきたこれまでの流れの一貫と考えることもできるのだ。

ここで、次のような反論があるかもしれない。「WebサービスはUIと機能を完全に分離する。クライアントがWindowsである必要がなくなるはずだ(!)」。しかし、MSにとって相互接続性が確立される技術は、OS統合の際に用いる素材に過ぎないのだ。そして統合に際しては、巧妙な仕掛けを組み込んで「密結合」を実現させてしまう。(ここで言う「密結合」とはWindows依存にすることと等価である。)

近年でもっともわかりやすい例はHTMLだろう。Webページを記述する言語はW3Cで厳密に定義されており、クライアントフリーなWebシステムが多数生まれるはずであった。しかし、現実はIE限定のJScriptとCSSで彩られたWindows用Webページの氾濫なのだ。(Mozillaは頑張ってますね。) ただ、今のところWebサービスについては、「密結合」するに値する対象がまだ見つかっていないので、美味しそうな実を探してる段階なのだと思う。ただし、Googleがすでに収穫対象になっていることは間違いないだろう。

さらに、これまでWindowsに取り込まれてきた対象の粒度もだんだん大きくなっていることに注目したい。最初は単一の機能をパッケージした関数であり、関数とデータをまとめたオブジェクトとなり、分散オブジェクトに変遷してきた。次の粒度はWebサービスで実装された「サービス」なのだ。

結論として言いたいのは、IT業界のソフトウェアがひたすら抽象度を上げる方向に発展し続ける限り、Wintel帝国の支配には何の影響も及ぼさないということだ。Tim O'Reillyは、Intelは安泰だと言っているが、MSも全くもって安泰である。OSがWindowsであったように、IOSもまたWindowsなのだ。

こんな悲観的なシナリオは、書いている私自身も全くもって面白くない。しかし、SI業界から転職したのも、ここにいてはWintelには絶対勝てない、という未来を感じ取ったことが一因なのだ。

しかし、別の業界でWintel帝国に対する真の破壊的イノベーションが着々と準備されている。
そのことについて近いうちに書いてみたい。

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2004.02.11

UOPFの使命はLonghorn発売前の仕様策定完了にあり

大手家電メーカー、ISP、通信キャリア14社、ネット家電で提携
国内14社がデジタル家電の相互接続基盤を策定する新フォーラムを設立

国内の産官学主導でデジタル家電の共通基盤の仕様策定を行うフォーラムが発足したようだ。メンバーには大手家電メーカーが一通り揃っており、2004.2.2の記事で主張していた家電メーカー主導のDRM整備の動きがしっかりなされていたことを知り、ひと安心した次第である。

さて、UOPFのマイルストーンは以下のようなものだ。

情報家電をネットワークに接続して、「誰でも、簡単に、安心して」利用できる、いわゆるユビキタス社会の実現を目指す。機器の設定、接続性検証、コンテンツやアプリケーションの決済などで、各社の共通基盤を整備したい考え。活動内容として、IPv6の適用や、マーケット調査などにも言及した。

 発足後2年で、上記目的の達成を狙う。今後のマイルストーンとして、2004年春までに“UOPF仕様”を策定するとともに、2004年秋からは仕様に準拠したサービス、家電製品販売を展開したいという。


本当に2004年度中に仕様に準拠した製品が出せるのであれば、IT企業勢から大きなリードを奪えるだろう。しかし、2004/2/11現在、公式ページにはニュースリリースキットしか公開されておらず、仕様に関する情報は一切ない。そこでNE ONLINEの記事の

UOPFで策定する仕様像は現在のところハッキリしないが,他の団体で固めた標準仕様なども必要があれば取り込んでいくもようだ。例えば家庭内ネットワークの相互接続技術について検討する団体としては「Digital Home Working Group(DHWG)」などがあり,UOPFの賛同メーカーの多くがDHWGに名を連ねている。DHWGの仕様をUOPFが取り込む可能性もある。

の内容を受けて、希望的観測に基づき最短仕様策定パスを勝手に考えてみた。

まずDHWGではMediaTransport層以下の仕様はほぼ固まっており、現在議論紛糾中なのはDRM/ContentProtection層及びMedia Formats層である。そこでDHWGのMediaTransport層以下の仕様をそっくり取り込んで、より上のレイヤーはUOPFで先行して決めてしまうのはどうだろうか。UPnPはMSが提唱した規格だが、HTTP+XML+SSDP+(DHCP)など、今のところオープンな要素技術の組み合わせなのでWin依存に陥る可能性は低いだろう。さて、決めるべきレイヤーごとの候補技術は、MediaFormat層(Required)にH.264、DRM層にはDTCP/IPが妥当な路線だろう。駄々をこねる某M社がいなければあっさり決まりそうな気がするのは私だけだろうか。

冗談さておき、停滞しているDHWGからブランチした"サブWG"のようにUOPFが機能し、結果的にDHWGの仕様策定を加速させる要因となれば、今後のデジタル家電競争は面白い方向に進むかもしれない。と言うのも、急成長している薄型TV、DVDレコーダー、携帯などの市場でUOPF仕様に準拠した商品、サービスが大量に展開されることにより、Longhornが出てきたときには「時すでに遅し」という状況になる可能性が見えてくるからだ。

UOPFの今後の活動に期待したい。

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2004.02.05

DRMが起こす社会構造の変化

村山さんの「ペプシとiTunes Music Store(ほか2本)」に対するトラックバック
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/000993.html


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直々にトラックバックに対するコメントを頂き、うれしい限りです。
さらには提案までしていただいたので、それに対するレスポンスと
今日の記事の内容を絡めてまとめてみます。

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先の記事ではWintelに依存しない相互運用可能なDRMの整備を主張したが、
それに関して村山さんに以下のような提案をして頂いた。

「代替案として、世の中のDRM規格の全てに対応できるような機能を作りこみ、利便性を確保するとともに、IT業界側で複数のプレーヤーが共存し、一方的な交渉力を与えないようにする、という戦略を採り、デジタル家電市場の急拡大(=既存家電からの買い換えの促進)を狙う、という手もあるように思う。 Neonsさん、いかがでしょう?」

全てのDRM規格に対応するのは、ハードウェアとの連携の仕組みや、テストを含めたコスト的な面など、様々な困難が想定されるため、簡単にはいかなそうである。
しかし、"IT業界側の複数プレーヤーとの共存による一方的な交渉力の解消"は賛成できる点で、要は特定の企業だけが提供できる技術に依存しない形で実現される事が重要だと思う。例え一つの規格に収束せず、複数の規格が並立する状況に陥ったとしても、どこの企業でもライセンスさえ受ければ実装できる規格だけにすれば、DVDのマルチレコーダーのような対応もありかもしれない。(ユーザーからすればまたかよ・・・というシナリオですが)

結論としては、これまでのようにDRMの機能で商品やサービスの差別化を図るのはではなく、DRMによって課せられた共通制限の中で各メーカーが競争するような体制が好ましいということである。ただ、MSの今までの行動を考えるとその実現は難しいかもしれない。(準拠するふりをして密かにWin依存にするのがとてつもなく巧いので)。
一つ確実に言えることは、DRM規格の問題をどう解決していくかで、家電業界の将来は大きく変わってくるということだ。

さて、今日の村山さんの記事では、iTuneのダウンロードコードを使ったペプシのキャンペーンが思わぬ形で音楽業界の改革を図る団体を支援する形となった、という話が取り上げられていた。この例からわかるように、DRMが及ぼす社会的な影響はこれからますます大きくなっていくと思われる。(iTuneの楽曲の転売問題もDRMの今後を問う斬新な事件でした。)

きっちりと既存コンテンツ業界の利得を守る仕組みがネット上で整備されてることで、レッシグ教授が推進しているCreativeCommonsのような取り組みにも価値が出てくるのではないだろうか。

これからも、DRM関連の動向に注目していきたい。

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2004.02.02

デジタル家電の最重要課題はDRMの整備

マイクロソフトのiPod論争に見るBlogと企業の関係
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/000989.html

ゲストブロガー村山さんの記事へのトラックバック


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MS社員Scoble氏がBlogでiPodのDRMを批判したら大変な論議が沸き起こったというお話。
確かにMSは製品のユーザーは多いが、敵もまた多い企業なので、MS社員であることを公にしてなおかつApple製品を批判するのは大変勇気のある行動だ。その意義については村山さんが上手にまとめておられるので、今回はDRMについて少しまとめてみたい。

近年、ネット上の海賊コンテンツの氾濫は散々メディアで取り上げられており、社会問題にまで発展していることは周知のとおりだ。最近の動向として注目したいのは、今まで既得権にしがみついていたコンテンツ業界が、いまの流通モデルでは確実に衰退していくと言うことを自覚するようになり、メーカーサイドへの歩みよりを少しずつ始めているということだ。

例えば今日のITMediaで出たこの記事

モバイルコンテンツ保護に乗り出す業界団体OMA
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0402/02/news014.html
OMAのイベントにコンテンツ業界の大手であるSony Music EntertainmentとUniversal Music Group(UMG)の代表者が出席するそうだ。

ようやくメーカー、コンテンツホルダー、ユーザーなど、皆が得をする方向が見えてきたわけだが、このDRMの分野では、高性能なPCよりも、スペックでは劣りながらも認証を行いやすい携帯やオーディオデバイスのほうが進んでいるというのは実に興味深い点だと思う。国内に目を向けても、有料コンテンツのネット配信体制が整い、デジタルコンテンツで収益がでているのはi-modeなど携帯キャリアのバリューネットしか見当たらない。PCを対象としたコンテンツビジネスはテレビの広告ビジネスの延長線でしか成り立っておらず、デジタルコンテンツそのものを有料にして大成功している例は皆無ではないだろうか。(はてなの人力検索システムはなかなか面白い。)

当然、PC業界もDRMの必要性は十分に理解している。MSは次期OS「Longhorn」において「NGSCB(Next Generation Secure Computing Base)」とIntelの「LaGrande」の合わせ技でセキュアPCを実現する。勿論MediaCenterPCにもこれを搭載してくるだろう。

Intelの2つの新技術「LaGrande」と「Vanderpool」の関係
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1125/kaigai048.htm
進むPCハードの仮想化~Intelの「Vanderpool」とMicrosoftの「Virtual PC」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1126/kaigai049.htm


もしこのNGSCB構想がうまく行った場合、デジタル家電に盛り上がっている家電メーカーが一気に危険な状態に陥ることになる。A社のホームサーバを買うとすべて他の機器もA社で揃えなければならない・・というのでは、次期PCの巨大な波に飲み込まれてしまうだろう。一番怖いのは、リビングに設置するホームサーバの地位をPCに奪われてしまい、IT業界が目論む「デジタル家電の水平分業産業化」が現実のものとなるシナリオだ。

そうなってしまったデジタル家電産業に、日本の家電メーカーの居場所はない。再び、ただの"一組み立て業者"の地位にまで成り下がり、暗黒時代に戻ることになってしまうのだ。ただ、携帯を始めとする軽薄短小な要素が求められるモバイル機器は、そもそも競争するステージが違うのでWin搭載携帯の普及でもない限り問題ないだろう。(意外に普及しそうで怖いが)

幸運なことに、MSのLonghornの出荷計画はずいぶん伸びてきており、2006年にずれ込むことは確実になってきたようだ。逆を言えばこれから2年の間はPCがコンテンツ産業に取り入ることは不可能なのだ。地上デジタル/BSデジタル放送録画に対応したPCの現状を見ればそれは一目瞭然である。PCのモジューラビリティが損なわれ、なおかつHD画質で光ディスクに保存することすらままならない。これがPCの現状である。(放送業界の著作権過保護の姿勢も問題はある)

NEC、業界初の地上デジタル録画対応「VALUESTAR TX」-水冷システム搭載筐体を採用
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040106/nec.htm


このようなわけで、残り少ないモラトリアムの間に、家電メーカーは単独のメーカーに閉じた仕様ではなく、Wintelに依存しないDRMを国際規格としてきっちり規定するべきだ。そのゴールに最も近い取り組みは「DHWG」なのだが、その進捗具合を見てると一抹の不安を覚える。大手電機メーカーのトップの語るキーコンポーネントによる差異化を生み出せる環境は、メーカー共通DRMの存在が前提である事を忘れてはならないのだ。

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レイアウト変更(2)

うーん・・・右下のピンクな領域が・・・・
タイトルも見づらいなぁ。もう少し調整します。

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